古典助動詞を覚える

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古典助動詞を覚える

2020.03.25

FmM7

問答庫プログラム担当です。記事は主に問答校を担当します。音楽理論にはまってます。

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文学古典

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古典において文法の理解は極めて重要です。殊に助動詞は意味を左右する大事な要素で使用頻度も高く、それでいて数は限られているため古典文法への理解を深めるには暗記が欠かせないものです。今回は記事としては未完成ですが助動詞の一覧を公開しておきます。

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1. 古典助動詞一覧

古典助動詞一覧

助動詞の一覧と言っても五十音順やいろは順で見てもあまり意味はないと思うので接続別、機能別でみていこうと思います。(詳しくは後述しますが「ゆ」などの上代のものは省略します。)

接続	名前	意味	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形	活用型
未然形	る	受身尊敬自発可能	れ	れ	る	るる	るれ	れよ	下二段
	らる	受身尊敬自発可能	られ	られ	らる	らるる	らるれ	られよ
	す	使役尊敬 (受身)※1	せ	せ	す	する	すれ	せよ
	さす		させ	させ	さす	さする	さすれ	させよ
	しむ		しめ	しめ	しむ	しむる	しむれ	しめよ
	む※2	推量意志仮定･婉曲適当･勧誘	○	○	む	む	め	○	四段
	むず※2	推量意志仮定･婉曲適当･勧誘	○	○	むず	むずる	むずれ	○	サ変
	ず	打消	ずざら	ずざり	ず	ぬざる	ねざれ	○ ざれ	特殊
	まし	反実仮想非現実への希望ためらいの意思推量･意志	ましか (ませ)	○	まし	まし	ましか	○	特殊
	じ	打消推量打消意志	○	○	じ	じ	じ	○	無変化
	まほし	希望	(まほしく) まほしから	まほしくまほしかり	まほし	まほしきまほしかる	まほしけれ	○	形容詞
連用形	き	過去	(せ)	○	き	し	しか	○	特殊
	けり	過去詠嘆	(けら)	○	けり	ける	けれ	○	ラ変
	たり	存続完了並列	たら	たり	たり	たる	たれ	(たれ)	ラ変
	つ	完了強意並列	て	て	つ	つる	つれ	てよ	下二段
	ぬ	完了強意並列	な	に	ぬ	ぬる	ぬれ	ね	ナ変
	けむ※2	過去推量過去原因推量過去の伝聞	○	○	けむ	けむ	けめ	○	四段
	たし	希望	(たく) たから	たくたから	たし	たきたかる	たけれ	○	形容詞
終止形 ※4	まじ	打消推量打消意志不可能不適当	(まじく) まじから	まじくまじから	まじ	まじきまじかる	まじけれ	○
	べし	推量意志当然･義務適当・勧誘可能命令	(べく) べから	べくべから	べし	べきべかる	べけれ	○
	らむ※3	現在推量現在原因推量伝聞･婉曲	○	○	らむ	らむ	らめ	○	四段
	らし	推定	○	○	らし	らし	らし	○	無変化
	めり	推定婉曲	○	(めり)	めり	める	めれ	○	ラ変
	なり	伝聞推定	○	(なり)	なり	なる	なれ	○	ラ変
その他	なり	断定所在状態	なら	なりに	なり	なる	なれ	(なれ)	形容動詞
	たり	断定	たら	たりと	たり	たる	たれ	たれ	形容動詞
	り	完了存続	ら	り	り	る	れ	(れ)	ラ変系
	ごとし	同等比況例示	(ごとく)	ごとく	ごとし	ごとき	○	○	形容詞

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